実写化した小説おすすめ11選【映画・ドラマ化した作品紹介】

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おもしろい実写化小説を読みたい

小説と映画(ドラマ)どちらも魅力的」と感じた11作品を紹介します。*

原作から読みたい人も映像から入りたい人も、ぜひ参考にしてみてください。

*消滅世界は未鑑賞です

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まゆこ

小説とコーヒーを愛する人。

  • 心に響いた小説や、おいしかったコーヒーを記録
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目次

実写化した小説おすすめ11選

人気作品から隠れた名作まで、実写化したおすすめの小説を紹介していきます。

『何者』朝井リョウ

本音と建前をえぐる就活群像劇

あらすじ

就活対策のため情報交換をおこなう5人の若者。しかしSNSで仲間の本音を知ったことをきっかけに衝突してしまう。就活をめぐる5人の成長を描いた直木賞受賞作。

  • ページ数:336ページ
  • 公開年:2016/10/15
  • キャスト:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉など

「自意識にがんじがらめになり自分を見失う」「他人を見下さずにはいられない」そんな心の黒い部分を描いた作品です。

エンタメ性があって読みやすく、万人受けタイプの物語だと思います。

ごく普通の大学生が登場人物だからこそ、多くの若者の心に刺さるのかもしれないなと感じました。

まゆこ

リアルなSNSのつぶやきに共感する人も多いはず。

何者がおすすめな人
  • 10代~20代の人
  • 群像劇が好き
  • エンタメ小説を読みたい

『告白』湊かなえ

イヤミス女王が描く衝撃の復讐

あらすじ

クラスの生徒に娘を殺された女性教師。残酷な復讐をおこないながら、事件の真相に近づいていく。復讐と更生を表現したR15指定作品。

  • ページ数:300ページ
  • 公開年:2010/6/5
  • キャスト:松たか子、木村佳乃、岡田将生など

本屋大賞をとったベストセラー作品で、映画も大ヒットしました。

心が痛くなるような重苦しいシーンはありますが、ストーリーはおもしろかったです。

小説も映画も不穏な空気がたちこめていて、どちらもイヤミス感を味わえます。

告白がおすすめな人
  • 不穏で重たい物語が好き
  • ベストセラー作品を読みたい
  • ミステリーが好き

『蜜蜂と遠雷』恩田陸

才能と情熱がぶつかる感動の音楽小説

あらすじ

ピアノコンクールに挑戦する4人の若者。ツラい過去や思いを背負いながらも、音楽をとおして成長していく様を描く。

  • ページ数:507ページ(単行本)
  • 公開年:2019/10/4
  • キャスト:松岡茉優、松坂桃李、鈴鹿央士、森崎ウィンなど

直木賞&本屋大賞のW受賞作です。

先に映画を観て、頭にメロディがある状態で読んだほうが、より楽しめそうだと感じました。

小説は二段組になっており(単行本)ずっしりと読み応えがあります

まゆこ

わたしは映画館で観たので、迫力ある演奏にめちゃくちゃ圧倒されました。

蜜蜂と遠雷がおすすめな人
  • 美しい音楽が好き
  • 何かに挑戦する話が好き
  • 読書に慣れている

『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成

騙され続けるどんでん返しミステリー

あらすじ

IT企業の最終選考に臨む6人。一緒に受かるため協力し合うが「内定者を1人だけ選んでください」と指示が変更に。本番中に「○○は人殺し」と書かれた告発文が発見され、6人の罪と嘘が暴かれていく。

  • ページ数:349ページ
  • 公開年:2024/11/22
  • キャスト:浜辺美波、赤楚衛二など

難しい文章がなく、本に慣れていない人でも読みやすいと思います。

登場人物は多いですが、それぞれが個性的なので途中で誰だかわからなくなることはありませんでした。

まゆこ

騙されまいと読み始めたが、まんまと引っかかり翻弄されました。

六人の嘘つきな大学生
  • どんでん返しミステリーが好き
  • 人間の裏の顔に惹かれる
  • 普段あまり本を読まない

『流浪の月』凪良ゆう

誘拐からはじまる”無名の愛”の物語

あらすじ

誘拐の被害者と加害者は、お互いが居場所であり心許せる存在。いったんは引き離された2人だが、大人になって再会を果たす。読者の価値観をゆるがす温かくふしぎな関係。

  • ページ数:347ページ
  • 公開年:2022/5/13
  • キャスト:広瀬すず、松坂桃李など

本屋大賞をとった作品です。

ニュースで報道されたら当然「気持ち悪い」「怖い」と感じるはずの誘拐事件。

でもこの2人のふしぎな関係性に触れると、次第に善と悪の基準がゆらいでいきます

まゆこ

重みがあるのにやわらかい、そんな物語でした。

流浪の月がおすすめな人
  • 心に訴えかけてくる物語が好き
  • 価値観を広げたい
  • 名前のない関係に惹かれる

『元彼の遺言状』新川帆立

異色の遺産相続ミステリー

あらすじ

強気でお金が大好きな弁護士・剣持麗子。依頼をとおして、元彼が奇妙な遺言を残していたことを知る。「僕を殺した犯人に全財産を譲る」犯人の正体と全財産のゆくえは。

  • ページ数:322ページ(単行本)
  • 公開年:2022/4/11(ドラマ)
  • キャスト:綾瀬はるか、大泉洋など

このミステリーがすごい!大賞をとった作品です。

弁護士経験を活かして描かれた、斬新なストーリーを楽しめます。

遺産相続がテーマですが、堅苦しさはなくエンタメ性のある雰囲気でした。

元彼の遺言状がおすすめな人
  • 濃いキャラクターが好き
  • 明るいミステリーが読みたい
  • 弁護士が主役のストーリーが好き

『パラレルワールド・ラブストーリー』東野圭吾

2つの記憶を描く恋愛SFミステリー

あらすじ

主人公が一目惚れした女性は、親友の恋人。しかしある朝、その女性は自分の恋人になっていた。2つの記憶に悩む主人公。どちらが本物の現実なのか。

  • ページ数:443ページ
  • 公開年:2019/5/31
  • キャスト:玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太など

小説も映画もわくわく感が満載でした。

時間軸の移動や仕掛けは多いものの、複雑すぎず読みやすかったです。

心地よいテンポで進んでいき、ずっと没入していられました。

パラレルワールド・ラブストーリーがおすすめな人
  • 恋愛ミステリーを読みたい
  • SF要素のあるストーリーが好き
  • 東野圭吾作品が好き

『フォルトゥナの瞳』百田尚樹

愛と使命をつづった感動作

あらすじ

人の死が見える主人公。多くの命を救おうと決意するも、思わぬ大きな代償が襲いかかる。愛する女性との未来と背負った使命。主人公が選んだ結末は。

  • ページ数:487ページ
  • 公開年:2019/2/15
  • キャスト:神木隆之介、有村架純など

小説と映画では設定が少し違いますが、どちらもとても感動的でした。

映画は恋愛要素が強めで、よりロマンチックな雰囲気です。

小説はテキパキした文章で読みやすく、主人公の勇敢さが濃く描かれていると思いました。

まゆこ

胸がジーンとするラストが大好きです。

フォルトゥナの瞳がおすすめな人
  • 感動的な恋愛小説を読みたい
  • 哲学的な問いを考えることが好き
  • クセの少ない文章がいい

『変身』東野圭吾

脳移植による人格の変貌を描いた傑作

あらすじ

事故で脳移植を受けた主人公。画家を目指す優しい性格だった彼は、徐々に荒々しい人格へと変貌していく。彼に移植された脳は、一体誰のものなのか。

  • ページ数:382ページ
  • 公開年:2005/11/19
  • キャスト:玉木宏、蒼井優など

人格が乗っ取られていく過程にとても引き込まれました。

温かさが胸いっぱいに広がるラストで、読後感がとてもよかったです。(小説と映画、共通だったと記憶しています)

まゆこ

異様なわくわく感がありつつも切ない、感動作でした。

変身がおすすめな人
  • 人間の脳や人格に興味がある
  • 東野圭吾作品が好き
  • 感動する小説を読みたい

『二重生活』小池真理子

他人の秘密を知る興奮

あらすじ

「理由のない尾行」に興味を覚え、近所の男性のあとをつける主人公。他人の秘密を知ることにのめり込んでいく様をリアルに描く。

  • ページ数:397ページ
  • 公開年:2016/6/25
  • キャスト:門脇麦、長谷川博己、菅田将暉など

主人公と一緒に他人の生活をのぞき見しているような感覚になりました。

日常の延長線上にあるスリルが味わえて、わくわくします。

映画ではカメラアングルがリアルで、世界に没入できました。

二重生活がおすすめな人
  • 心理的な緊張感を味わいたい
  • 日常に潜む非日常を楽しみたい
  • 比較的静かなストーリーが好き

『消滅世界』村田沙耶香

性の常識をゆるがす近未来小説

あらすじ

人工授精で子どもを産むことが常識な世界。夫婦間の交わりはタブー視される中、主人公は自分が両親の愛によって生まれたことを知る。

  • ページ数:253ページ(単行本)
  • 公開年:2025/11/28
  • キャスト:蒔田彩珠、栁俊太郎、恒松祐里など

刺激的で少し怖いストーリーですが、どんどん続きが気になる作品でした。

村田さんの唯一無二の文章表現も、おすすめポイントの一つです。

映画は公開前ですが、この刺激的な物語がどう映像になるのか想像がつきません…

消滅世界がおすすめな人
  • 常識破りなストーリーが好き
  • 世の価値観に疑問をもっている
  • 独特な世界観が好き

【まとめ】原作と映像はそれぞれ異なる魅力がある

実写化した小説は、読者に支持されている人気作揃いです。

ゆえに不満を覚える原作ファンもいますが、小説と映画(ドラマ)は、それぞれ異なる魅力があると思います。

映画(ドラマ)では、音楽や映像・演技に魅了され、原作とは違った感動を味わえます。

一方、小説では映像にはないシーンまで楽しめたり、文章表現に心を打たれたりといった体験が可能です。

紹介した作品をきっかけに、ぜひ次の小説や映画を選んでみてください。

まゆこ

最後まで読んでくれてありがとうございます

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