
自分にぴったりの小説と出会いたい
わたしも今まで、挫折したり魅力が理解できなかったりと何度も小説選びに失敗してきました。
でも失敗を重ねて少しずつ、小説選びの成功率が上がってきたのを実感しています。
そこで、失敗からわかってきた自分にあう小説の選び方を記事にまとめました。
- 小説の選び方8つ
- みんなの小説の選び方を調査
- 38人にアンケートした結果



小説迷子になっている人のお役に立てれば幸いです。


小説とコーヒーを愛する人。
- 心に響いた小説や、おいしかったコーヒーを記録
- コーヒーソムリエの資格所持
小説の選び方8つ


膨大な数の中から自分にぴったりの小説を選ぶ方法を紹介します。
もちろんうまくいかないこともありますが、小説選びに迷っている人は参考にしてみてください。
選び方①読書経験にあわせて選ぶ
自分の読書レベルにあった作品を選ぶことで、物語に入り込みやすくなります。
- 初心者におすすめの小説
- ページ数が少ない
- 会話が多く、地の文が少ない
- 登場人物が少ない
- 短編小説
- 中級者以上におすすめの小説
- 興味が湧いたらなんでも
- 純文学・長編のシリーズ物に挑む
「活字が苦手」「あまり本を読んでこなかった」という人は、いきなり難しい作品を選ぶと挫折したり、”小説=つまらない”と感じたりする原因に。



初心者は、サクッと読める小説がおすすめです。


中級者以上の人は、難易度にかかわらず興味がわいた作品を自由に読んでみましょう。
純文学やページ数が多いものなど、重めの作品にチャレンジしてみるのもアリです。
選び方②あらすじで選ぶ
本屋さんで気になるタイトルの小説を見つけたら、裏表紙に書かれたあらすじを確認してみます。



「おもしろそう」と思えば、直感に従って読んでみるのがおすすめ。
あらすじに目をとおし、どんなストーリーなのかを事前に知っておくことで、読み始めてからのギャップも少なくなります。
経験上、あらすじに
- 具体的なできごとが書かれている
→ストーリー展開を楽しむ - 抽象的な説明が書かれている
→文章表現や話の雰囲気を味わう
という小説が多い気がします。
選び方③ジャンルで選ぶ
好きなジャンルから選ぶことで、自分にあう作品に出会いやすくなります。
- 恋愛
- ミステリー
- ファンタジー
- ホラー
- SF
- 日常系
- ヒューマンドラマ
- 時代物 など
「ジャンル×作家名」「ジャンル×テーマ」などで絞って検索してみるのも効率的でおすすめです。
選び方④帯の言葉で選ぶ
帯には「その小説の魅力をひとことで表した言葉」が書かれています。
大げさに表現されている場合もあるかもですが、決して嘘はついていません。



心が動かされた言葉があれば、一度手に取ってみるのがおすすめです。
選び方⑤SNSの感想で選ぶ
インスタやXなどのSNSに投稿されたリアルな感想を読んでみるのも参考になります。
- 気になっている小説のタイトル
- 好きな作家さんの名前
- 「おすすめ小説」「面白い小説」など
数人の感想を読んでみると、どんな作品なのかがイメージしやすいです。



自分と趣味が似ている人の投稿は、特に参考になります。
たとえば、村上春樹が好きな人なら、
「村上春樹」と検索
↓
検索結果から気になる投稿をクリック
↓
作品を褒めていたらアカウントを見る
↓
投稿している他の小説のレビューも読む
↓
興味がわいた小説があれば読んでみる
ただ、SNSはネタバレを含む投稿もたまにあるので注意しましょう。
選び方⑥カバーのデザインで選ぶ
一目惚れしたカバーの小説を買うという選び方もあります。



なかなか賭けではありますが、経験上は割と成功率高め。
物語とカバーデザインは雰囲気が似ていることが多く、読み始めてからのギャップも少ないです。
読んだあとは部屋に飾っておけば、インテリアとしても楽しめます。
選び方⑦受賞作品を選ぶ
賞をとった作品はプロに評価されたということなので、クオリティも高いです。
- 芥川賞:純文学
- 直木賞:大衆文学
- このミステリーがすごい!:ミステリー
- 本屋大賞:ノンジャンル
賞を取った作品は多くの人に読まれやすくSNSの投稿も豊富なので、口コミをしっかり確認できます。
「たくさんあって迷う」という人は、上記のような有名な受賞作から選んでみましょう。
選び方⑧実写化作品を選ぶ
実写化されたということは、物語の魅力が多くの人に伝わった証ともいえます。
本屋さんでは「実写化作品」のスペースが設けられていることも多く、探しやすいです。
映画やドラマを観て、おもしろかったら原作を読むのもおすすめ。



わたしも映画のあとに原作をよく読みますが、体感で8割は成功しています。
【みんなの声】おすすめの小説の選び方を38人にアンケート


世間のみんなはどのように小説を選んでいるのか、アンケートを実施しました。
アンケート調査概要
- 調査対象:小説が好きな人
- 調査人数:38人
- 調査媒体:クラウドワークス
- 調査期間:2025/7/23~2025/7/24
ジャンルで選ぶ



自分の好きなジャンルであることが大前提です。
恋愛、ミステリー、歴史、ファンタジーなど、好きなジャンルを選んでから、あらすじを読んで、口コミや評価を読んで、興味が湧くかどうかで選びます。



基本的にはジャンルから選びます。
SF小説が好きなので、ジャンルはわりと偏りがちです。
ただ、同じジャンルばかりだと飽きてしまうこともあるので、たまに本の帯、キャッチコピーで選びます。



自分の読みたい題材(恋愛、ホラー、ミステリー)がおおまかに決まっていれば、そのジャンルにおいて今人気のものから選ぶと基本的に間違いがないです。
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読みたい小説を探す時は、最初にジャンルを決めます。退屈な日常を忘れたい時はSF小説、ちょっぴりスリルを味わいたい時はミステリー小説、素敵な恋をしたい時は恋愛小説、童心に帰りたくなったら青春小説という具合に。
その中から「スタッフおすすめ」などのタグが付いている作品があればピックアップし、概要やレビューに軽く目を通して共感できそうな内容なら読んでみるようにしています。



自分が好きなジャンル(歴史・恋愛・ホラーなど)を決めたらタイトルで惹かれるものを選びます(作者は気にしない)。
そして本の前半のどこかを開き、とりあえず1ページ読んでみます。もっと読みたいと思ったらそれが自分に合った小説だと思い購入します。



読みたいジャンルを決めます。ホラー、恋愛もの、特定のジャンルを描いたものなど。
次に、どの時代やどこの国の作品かを決めます。
あとは心惹かれるタイトルや、表紙で興味がわいた作品を選びます。



最も重視するのは興味が持てるジャンルかどうかです。
どれだけ著名な作家や売れている小説でも、興味を持てなければ楽しく読む事ができません。
38人中10人が「ジャンルで選ぶ」と答えました。
ジャンルを決めたら、タイトルや文体・口コミを読んで選ぶという流れの人が多かったです。
そのときの気分で選ぶ



小説は「今の気分」や「読みたいテーマ」に合わせて選ぶのがいいと思います。感動したいなら恋愛やヒューマンドラマ、刺激が欲しいならミステリーやファンタジーといったように選ぶのがオススメです。



自分の今の感情に合ったジャンルを選ぶようにしています。疲れているときは癒し系、元気がほしいときは冒険ものなど。



小説を選ぶときは、自分の気分や興味に合ったテーマを意識するとよいです。現実逃避したいときはファンタジー、心を動かされたいならヒューマンドラマがおすすめ。
書店で最初の数ページを読んで、文章がしっくりくるか確認するのも大事です。
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私は自分の今の気分や興味に合ったジャンルから小説を選ぶようにしています。感動したいときはヒューマンドラマ、気分転換にはミステリーやライトな恋愛小説など。
2番目に多かったのが「そのときの気分で選ぶ」という答えです。
物語の雰囲気はメンタルにも影響するので、たしかに気分にあわせて選ぶのは大切だなと思いました。
読みやすさで選ぶ



小説を選ぶときは、文体がすっきりしていて読みやすいかを重視します。
あまりに重たい文章だと気持ちがついていけなくなることもあります。さらっと書かれていて、読者に想像や感情を委ねてくれる作品が理想です。



家事や育児の合間の息抜きとして読むことが多いので、内容が重すぎず、気軽に読める作品を選ぶようにしています。
登場人物に感情移入しやすいか、共感できるテーマかどうかをとても大切にしてます。



回りくどい文章や堅苦しい文章は読んでいて疲れるので、そういうのは選びません。
逆にカジュアルな感じだと読みやすいです。
「文章が読みやすいか」という視点で選んでいる人もいました。
苦手な文体だと挫折しやすくなるので、サラッと中身を見て確かめるのは大事だと思います。
人気の作品を選ぶ



自分が興味を持っているジャンルの中から、新聞やテレビで取り上げられ、世間に名が知られている作者が書いた小説を探して選ぶ。
ネットの口コミもチェックした上で小説を選ぶ。



私のおすすめする小説の選び方は、ドラマや映画の原作を読むというものです。
ドラマや映画には興味がなくても大丈夫。映像化されたというだけで、面白い作品であること、話題の本であることがわかるので、十分読む価値はあると思います。
気に入ったら、さらに同じ作家の本を読むなどするといいと思います。



ベストセラー作品や文学賞をとったものなど、有名な作品をひとまず何も考えずに購入し読んでみる。
また、読書好きの知り合いから面白い作品を聞いて読んでみる。
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ハズレを防ぎたい時は、映画化やドラマ化された小説、口コミが多いものから選ぶのが良いと思います。
有名な作家さんが書いたものやベストセラー作品など「人気の小説を選ぶ」という意見もありました。
人気だから自分にも合うとは限りませんが、多くの人に選ばれているだけの”魅力”はあるはず。
作家名で選ぶ



小説は「誰が書いたか」で選びます。
明治〜戦後の文豪が好きで、夢野久作や太宰治のような文体に特徴がある作家を好みます。



作風で選ぶというのが良いですね。タイトルや内容よりも意外と大切だったりするのでおすすめの選び方かなと思います。



好きな作家の作品を集中的に選んで読みます。
何故なら、作家の価値観や人物の描き方の特徴などを、作品を多く読むことで理解できるからです。
「好きな作家さんの作品を中心に選ぶ」という人もいました。
おもしろいと感じた作家さんの本は、次々と読みたくなりますよね。
タイトルで選ぶ



まずはタイトルに惹かれて面白そうなものを手に取る。
次に表紙の感じが好みかどうか、あまり古すぎないかもチェック。
目次も見て面白そうか判断し、あとがきや他の作家からのコメントなども読むと大体間違いない。



題名を見て、惹かれるかどうかがひとつのポイントだと思います。



タイトルとジャンルで興味が湧くか判断し、読んだことがある作家の本なら読む。
「タイトルに惹かれるかどうか」を基準に選んでいる人もいました。
ジャンルや作家名にこだわらないことで、新しい小説との出会いにもつながります。
直感で選ぶ



本屋に行って背表紙を上から下まで見る。パッと目に入ったものを手に取って裏表紙のあらすじを見る。気に入ったら買う。



大きめの本屋さんに行って、端から端まで一周する。ざっと見た中でビビッときた一冊を選ぶのが楽しい。



表紙を見て、直感でまずは本を手に取ります。
内容は知っておきたくないので、あらすじや口コミはなるべく見ないようにしてます。
最初のページを読み、次のページがめくりたいと思った本を買うようにしています。
「本屋さんで目についた小説をとりあえず手に取る」といった声もありました。
失敗の確率は上がりますが、深く考えず直感に頼る選び方も楽しいですよね。
表紙のデザインで選ぶ



本屋さんをぶらぶらして、パッと目に入った本を手に取ります。
どのような本が目に入るかというと、表紙のデザインや色が自分好みの時です。
その後に、興味があるジャンルのテーマかをタイトルから推測し、文章の書き方が自分好みであれば、その本に決めます。



①まずは本の装丁から、第一印象のインパクトが強いモノを選びます。
②次に小説の帯を見て「興味が引かれるか」「どんな概要なのか」「心に刺さるキラーワードがあるか」をチェックします。
③最後に「目次」や「解説の最初の部分」に目を通して面白そうかどうかを再度確認して決めます。
「表紙のデザインや雰囲気で選ぶ」という人もいました。
カバーのデザインが好きだと本を開くときも気分が上がりますし、読み終えて本棚に飾るのも楽しいですよね。
その他の選び方



主人公で選ぶ
自分の考えや価値観と全く異なる主人公の小説をあえて選ぶと、意外と面白い!と思う作品に出会うことがあります。
自分にはなかった視点や考え方を知ることができ、読めば読むほど視野が広がっていくような感覚があります。



好きなワードで選ぶ
好きなもののワードが入っている小説はオススメです。
私は猫が好きなのですが、夏目漱石の吾輩は猫であるは猫目線だったりですごく面白かったです!



帯の言葉で選ぶ
帯があれば、そこに書かれている推薦文を確認します。
次はジャケット、表紙デザインも見ます。その小説のセンスが表れると思うので。
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”いつ読むか”で選ぶ
短編小説を隙間時間に少しずつ読み進めていきたいか、長編小説を休日などのまとまった時間に読みたいか、どんな時に読みたいのかを考えながら探すのがおすすめです。



いろいろな視点で選ぶ
・自分が好きな作家であるかどうか
・口コミなどで話題性があるか
・芥川賞などの受賞作品かどうか
・帯に書かれた文言に強く惹かれたかどうか
・友達や家族など、周囲の人から読むことをおすすめされたかどうか
・プレビューなどで本の内容の一部を読める場合、その内容に強く惹き付けられたかどうか



セール本を選ぶ
今はもっぱら電子書籍のセールで本を探すということが増えました。意外とそういう大雑把な探し方でもいい物が見つかる事があるので、今後も続けていこうと思っています。
【Q&A】小説の選び方に関するよくある質問


【まとめ】いろいろな選び方を試しお気に入りの小説に出会おう


あらすじや帯の言葉・デザイン・SNSの評判など、小説の選び方はたくさんあります。
「今回はこの選び方をしてみよう」と探ってみるのもおすすめです。
ぜひ小説選びの参考にしてみてください。



最後まで読んでくれてありがとうございます。
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